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平城京遷都1300年祭の旅-2

翌日は、3日前から奈良観光を終えた仙台からいらしたAさんと体調の良くないOさんの奥様をのぞく8人が、自家用車とタクシーに分乗して「明日香の里」を訪ねました。

地元では「ふるさと歴史研究会」に属して歴史に詳しいOさんの解説付です。
まずは、「神武天皇の御陵」参拝。
私たちの・・・ご先祖様やも知れません。この広い広い奈良盆地に都を作った方です・・・。いえその前に「卑弥呼」のまぼろしの「邪馬台国」がここにあったのかも・・・・・・。
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あちらこちらに、もこもこと木が茂っている小山はほとんど古墳だそうです。そして車は「藤原京」の遺跡の脇を走ります。赤い杭は礎石の跡でしょう。向こうの三角山は「耳成(みみなし)山」。「畝傍山」「天香具山」とで大和三山。なんと・・・かわいらしい山でしょう!!
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そうですここは「万葉集の里」です。「藤原京資料館」でアウトラインを頭に入れて・・・
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藤原京跡と天香具山
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車は藤原京を一望できる「甘樫が丘展望台へ」。

・・・とここで、足腰の悪い私のためにOさんの心遣いでクシーには「車椅子」が用意されてました。タクシーの運転手さんが「私が押します」・・・と言うのへ夫が「ボクが押します!」・・・。しかし夫がトイレに行ったり、たばこを吸っているうちに車椅子はタクシーのドライバーさんが押して出発。・・近頃少し体重が増えてきている私・・・さぞ重くて大変だろうと小さくなりながら・・・・。

いきなり急坂です。後ろからドライバーさんの息が苦しそうなのが聞こえます。「主人が代わります」・・・と言って後ろを振り向いても夫の姿は見えません。道はアップダウンが多く、下り坂はブレーキをかけながら、上手に運転してくださいますが・・・・。なかなか道は遠い。これではお気の毒。「お父さんは~~~?」と見ると、皆さんの一番後ろをあえぎながら上っているではありませんか!!

呼んでも聞こえません。・・・全く、申し訳なくて・・・。・・・しかもドライバーさん途中で道を間違えたらしく大回りをしてしまったそうで、木の階段を上らなくてはならなくなりました。

「ホーラ!Kenちゃ~~ん!Dollyちゃんをおんぶだよ!!」・・・と「トーチャンズ6」が冷やかします。
夫とOさんの肩を借りて急な階段を何度か登り、やっと展望台に着きました。「・・・・何が『ボクが押します』だよ!!・・・1番後ろからやって来て・・・!!」とみんなにさんざん冷やかされて、Kenと私は運転手さんに頭を下げっぱなし。

見晴台からは遠くの山々まですっきりと澄んで見えます。大和三山と藤原京跡・・・・前日見た「平城京跡」と重ねて想像することが出来ました。
畝傍山
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耳成山
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そして天香具山
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ここは春は桜、秋は紅葉と美しく、大勢の人で賑わうところだそうです。
大化の改新で焼けた蘇我蝦夷・蘇我入鹿親子の屋敷の跡が発見(Kenの「ノート」では平成17年11月13日新聞で発表されていたそうで)された跡。聖徳太子の生まれた橘寺・・・・などもここから見ることが出来ます。

下りもドライバーさんに「車椅子」はお任せ。すっかり自信をなくしたKenです。・・・最近ではゴルフもカート付でなくては行きませんしね。特に足腰を鍛えているわけでもなし・・・・。フラットなところでないともう夫には無理でした・・・。

・・・と甘樫が丘を下りて一休みの、元の名を「トーチャンズ・イレブン」・・・とでも名付けたとすればそのうちのメンバーの「トーチャンズ・シックス」です。画像は・・・まぁ小さくね・・・。みんな同じ年。
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その後飛鳥寺で日本で一番古い大仏様をお拝み、明日香の石舞台へ
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蘇我馬子の墓といわれているそうですが、巨大な石を一体どこからどうやって?そしてこの石組みはどんな意味が?・・・・中に入れるようになっています。
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・・・その後「あちらの方向に鬼の俎・鬼の雪隠などという石の墳墓があります」と車の中からガイドのOさん。欽明天皇陵と猿石のある吉備姫の墓を見ました。ここに猿石という奇妙な石像が・・・?不思議なところに不思議な物が・・・と感じます。

ふるさと研究家のOさんによれば「明日香は石の文化」・・・とも呼ばれるそうで、そういえば「酒船石」「亀形石」など多くの不思議な石がありますね。

そしてこの後・・素敵な古民家を改造した美味しいお食事所で、創作懐石を頂くことになるのですが・・・。
続きます・・・・。
by hello-dolly-3 | 2010-05-31 22:30 | 旅行
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