今日は夫Kenの70歳の誕生日。『古希』です『古希』!!
なんだか不思議な気がします。おじいさんには違いないけれど、昔感じていた70歳のお年よりとは全然感覚が違う。まぁ、見かけは私のような悪妻を持った所為で苦労が多いのと、全然服装に構わないので(また何を着せても似合わないので)・…(?)老けて見えてるかもしれないけれど、まだまだ元気です。 コーラスの帰り、オリーブさんに『ジャ○コ』に寄って頂いて、ケーキを買いました。 『バラ寿司』『うなぎ蒲焼』『高野豆腐』と『胡瓜と若布の酢の物』(コーラス指導の石鍋先生のお話にヒントを頂いて)・…私もほんの少しビールを飲みました。 ろうそくは1本だけ。(100歳まで元気でボケずに長生きして貰います) ちょっと飲みすぎたのか最早、高いびきのマイ・ハズバンドであります。 とっても美味しいケーキでした。(私の方が喜んでる?) #
by hello-dolly-3
| 2005-07-28 22:52
| つぶやき
7月9日 晴れ時々曇り 気温上昇
朝食もバイキング。私はおかゆで和食にしました。『北海道の大きな蕗』の煮物がありました。美味しくて大好きです。車で走りながらAさんご夫妻に大きな蕗が美味しくて、塩漬けにして、冬はおでんに必ず入れるのよ…とお話をしていたら、昨夜の夕食にちゃんとおでんに入っていました。本当に懐かしい味。そういえば昨夜の夕食バイキング『焼き物コーナーがひっそり片隅にあってステーキを焼いてたの知ってましたか?』とA夫人。知らなかった私達。でもコレステロールを考えると気が付かなくて幸い。でもKenは。『焼き鳥…と思い込んでたなぁ』と悔しがってた。 さて、いよいよ今日が最後になりました。男性軍はフロントで地図を広げあれこれと、美瑛の丘までのみどころを尋ねたりして打ちあわせ。女性たちは出発の用意。そこで私は大変な事に気づいた。デジカメのバッテリーの充電を忘れていた。256MBのメモリーカードはほとんどフル状態。予備の128MBを買って来ていたのに、これでは写せないかもしれない。慌てて充電を始め、出発を20分遅らせていただいて9時に出発。 ホテルのすぐ近くの『白ひげの滝』を橋の上から撮影。火山の成分の所為か本当に美しい『ブルーリバー』。ちなみに『富良野川』とはすっぱい(腐った臭いの)川・…という意味らしい。硫黄を含んだ川なのだろう。 まわりの綺麗な景色をキョロキョロされるので、『よそ見をしないで!』と奥さんに叱られたA氏。そこでKenと運転を代わることにしました。ずーっとお言葉に甘えてしまっていました。でも我が夫は年甲斐もなくちょっと飛ばし屋なのです。『青は進め・黄色は急げ・赤は命がけで突っ走れ?』・・とまでは行きませんが。ずっと慎重な運転をされてきたご主人、やはりスピード感覚が違う。暫くするとA夫人から『すみません。スピードを落としてください。去年交通事故に遭ったトラウマから、スピードが出ると怖くて…』とご注文。…その後スピードが出そうになると『奥さんがクルクルめまいになったら大変よ』というと、スピードを落としていた。レンタカーを帰すまでKenは生まれて初めて『たいへん紳士的な』運転を心がけたそうで、今後も続けていただきたいものです。 まずは白樺街道。見事な白樺の遊歩道が続きます。途中でカメラタイム。空が青空なら・・・・白樺も映えるのに残念。でも贅沢はいえません。私たちの到着前日まで低温で雨が降り続き、帰った翌日も雨だったそうですから、とってもついていたのだ。可愛い黄色い花が広い道路の両脇にずーっと切れ目なく咲いている。なんていう花なのかこちらでもよく見る背の高いちいさなたんぽぽのような花。 先ずは『拓真館』有名な写真家・前田真三氏の作品の展示と即売。美しい美瑛の丘の作品が並んでいる。目を惹いたのは、まるで太い刷毛で一気に原色の線を何本も引いたかのような色とりどりの丘・…大きく引き伸ばしても花の陰影は見えません。一体どんなテクニックを使うのか…。空の青さはフィルターを使ったのか『鮮やか』そのもの。どの作品も美瑛の四季を見事に捉えた作品だった。即売していましたが、下手でも『自分で写してかざろう』・・とケチな私は思いました。A氏はポスターを買い求められてご自分のお部屋に飾るそうです。 写真は忍耐だなぁ・…とつくづく思いました。雪の中で太陽の光を待つ、夕陽の燃える一瞬を捕らえる。観光客があちこちと移動をしながら、いい画を撮るのは不可能。ここに住んで、住まなくても何日も通い詰め、自然がやっと思い通り以上の表情を見せる、その一瞬を見逃さずにシャッターを切るのだろう。あわよくばちょっと似たものでも写せないかと思ったけれど、そんないい写真は1枚も有りませんでした。 哲学の木・美馬牛小学校・四季彩の丘ではトラクターに乗って畑を一周…5月に降った雪で花が遅れて困っています…と運転のおじさんは言ってました。花は咲いているけどびっしりでは無い。花の株と株の間に隙間が見えていま一つで残念。昨年友人達からメールに添付されて送られてきた、赤・黄・紫・白などのあの迫力のある風景ではなかった。もう1週間か10日遅ければきっと見事だったろう。。 さぁてこのあたりの道は複雑。どういうわけか。『ナビ様は無言』命令を発しません。横からA氏が地図と首っ引き。後ろから私が手に入れていた、いい加減な絵地図で口を出す。さぁ『船頭多くして船丘に登り始めた』…一度『拓真館』に戻って美瑛の駅を目指しました。後はナビ様の言うとおりに行けばいいのだから。 お目当ては美瑛駅周辺で昼食。全員一致で『ラーメン』に決定。外から見当つけて駅に一番近い店に決定。もう並んで待っています。座敷に通されてからも長く待ちました。『旭川麺の味噌ラーメン』美味しかったです。安かったし…Aさんお幾らでしたっけ?・…また家計簿で調べて教えてください。お野菜もたっぷり、チャーシューも2枚。珍しく麺を半分残しただけで結構食べました。Kenはもっと頑張れといいますが、A夫人に言わせれば最近私は『以前よりよく食べるようになってきている。ホテルの食事でも結構食べたよね』…そうです。自慢じゃないけどお腹の周りだけは太ってきました。…?? さて午後はパッチワークの丘の道に入ります。最初は観光タクシーで回るつもりだったが地図を見て大丈夫だよ、というので出発したのだが・・・・。 先ずは順調にケンとメリーの木らしいのを見つけました。人だかりがして記念撮影をしてるから雰囲気…良くない。…なるほどよく見ると2本のポプラの木がピッタリと寄り添ってまるで1本のように立っている。『KenとDolly』の木は離れてて、お互いに枯れかかって上の方でどちらかに傾いていて何とか支えて貰って立っている・…?? さてそれからが大変。どうもアレが『親子の木』らしい。…『セブンスターの木』なんていったってそんなCMとっくに忘れてしまってる。そのうち『ここは何処・私は誰?』になってしまった。『口出ししたら叱られるから、黙ってたけど、さっき道路標示があった』・…だの・…。ナビ様も役立たず。電話番号で入力してもデータが古いらしく案内不能。だんだん気温も上がってきて暑いのにここは丘ですもの木陰が無い。一度もとの道に戻って『冷たいアイス珈琲でも飲みたい』と喫茶店を見つけて車を止めたが、5~6席しかない喫茶店で外で10人くらい待っている。 必死で探しながら運転とナビをしている夫たち…。後部座席では『もういい・暑い・疲れた。何処でもいいや、休みたい・…』…と我侭奥さん約2名。きっとここが『マイルドセブンの丘』でしょう。きっとそうよ。…かなり投げやり。北西の丘公園に行ったら少し休めるかしら…と行ってみたが、観光バスでいっぱいの人。そういえば今日は観光シーズンの土曜日。展望台までだぁれも行こうという人はいません。駐車所の下の公園で四角い大きなベンチがありました。下りていって横になって暫く休憩。でもなんだか落ち着きません。夫たちも『もういいかい?』という表情です。『もういいよ!』と妻達。充分満足致しました。 『美瑛観光協会』で珈琲が美味しくて静かな近くのホテルのTea Roomを教えていただいて、ケーキセットを注文。手作り風のパウンドケーキが美味しかった。 旅の終わりが近づいてきました。観光協会で車椅子を返却。ありがたかったです。これが無かったら半分も観光できていません。美瑛の駅はレトロでとってもいい感じ。駅前はほとんど新しくおしゃれな建物ばかり、この辺だけ変わってて何か不思議な感じです。突然観光で潤ったのでしょうか? どこかでガソリンを入れなければ…と言ってるうちにもう空港に着いてしまった。仕方が無いので『レンタカーやさん』で尋ねて一番近いガソリンスタンドで満タンにして返却。 空港では時間がたっぷり。お土産をゆっくり選んで、空いた座席で横になってしばし休憩。Kenは忙しい。搭乗手続きや車椅子を借りてきてくれたり、『煙草』タイムも・…。煙草…皆に止めろ止めろといわれても止めない。でもマナーは悪くは有りませんよ。何時も携帯灰皿を持っていますし、喫煙場所以外では吸いませんが…。だんだん嫌煙運動が盛んになってきて、まるで『犯罪者』のようにされててちょっと可愛そう。 空港の食堂でこの旅最後の食事です。あれ!…私は何を食べたのかサッパリ記憶に有りません。レストランのショーケースに『皆空窯』の陶器が飾ってあって、珈琲カップがネットで見たより派手ではなく、持ちやすくいいい感じ、私の好みではないけれど…。かなり高価。小さな羅漢さんがありました。土色と鉄分の多い黒と白く上薬をかけた3体。可愛くてどれも表情が少し違っている。記念に一つ…と思ったが家中小物で溢れているのにまた…と思って諦めた。結構高かったしね。 薬を飲んでも座薬を使っても腰を中心に胸から足先まで痺れと痛みは夜と共にだんだん強くなる。羽田に着いたら途端にむっと蒸し暑さと激しい雨が…。そう未だこちらは梅雨だったのです。でも羽田から高速バスに乗り、電車とタクシーで無事帰り着きました。 皆に迷惑をかけました。Aご夫妻にはとっても助けられました。お陰さまで楽しい旅になりました。心から感謝いたします。そしてKen、貴方は旅を楽しんだの?と尋ねるときっとこう答えるでしょう 『Dollyが楽しければ、オレはそれで満足だよ』…と。私は『お前も楽しかったか?オレも楽しかったよ!』…と言って欲しい。楽しさを共感したといって欲しい。贅沢でしょうか? 『旦那様のご命令ですか?』…とご命令に従う幸せも有るという事を忘れかけている私です。ただし、楽しいご命令にかぎりまーす。 おわり #
by hello-dolly-3
| 2005-07-22 21:33
| 旅行
7月8日 午後・曇り時々晴れ 富田ファームから白金温泉へ
『咲いてる!!咲いてる!!』今まで、少し咲いていたのを見て通ってきたが、広い斜面全体にラベンダーが・…。この斜面は恐らく、『北の国から』の純と蛍が母親役の『いしだあゆみ』と花畑の中で戯れ、そしてそれが母親との最後の思い出となったシーンを撮影したところだろう。花にうずまったように、写して…と頼んだのだが写った写真は花の前でしゃがんでいるだけ。…あのシーンは美しかった。斜面の丘の『上から眺めると綺麗ですよ』とAさんご夫妻が教えてくださったが、どうも自信が無い。もちろん車椅子も無理。諦めてメインの畑へ。 先ほどのは、遅咲きラベンダーだったのだろう。こちらは早咲き・満開です。いい香りが漂っています。そうそう、毎日Netで『富田ファーム・花情報』ライブのカメラを覗いては未だか未だかと観ていた場所です。恐らくどこかからカメラが私を捕らえているに違いない。 ひとしきりシャッター切った私。・…だが実は痛みが最高に達していた。午前中ちょっと歩きすぎた。ドライブ時間が長かった。入り口付近の道がガタガタでかなり腰に響いた。『さぁどっちへ行くんだ?』とKen。もっと奥のほかの花が咲いているところにも行ってはみたいが…これ以上揺られるのは辛い…。考え込んでいる私にKenの雷が落ちた。『行きたい方向を教えろ。何処にだって連れて行ってやるんだから。そんなにぼそぼそ言っても解からない!!ハッキリしろ!!』・・…『痛いから・…ここでじっとしてる』・・・・・と答えた。 暫くすると、涙が溢れてきた。夫は私の希望でこの旅行に連れて来てくれた。Aさんご夫婦も呆れるほど献身的に私のために心配りをして、楽に旅行を楽しめるよう動いてくれた。もうすぐ70歳である。幸い健康で体力も未だあるがこの幸せが何時までも続くはずは無い。夫のためにも何とか『治りたい』という焦りが『痛み』へのこだわりを強くしている。決して私は夫に甘えているわけではないのだが…こんな気持ちは私の我侭なのだろうか?? あこがれの美しい『ラベンダー畑』が涙でぼうっと霞んだ。せっかく来ここまで来られたのに。夫への思いや、何時までも続くこの痛みへの不安…。ここのところ強かった痛みや心の辛さが一気にこんなところであふれ出てしまった。周りは観光客でいっぱい。皆この景色に満足してとっても幸せそう。眼鏡オバサンの涙になんか誰も気が付かないのは幸いだった。 暫くしたら心が落ち着いてきた。近くの芝生で、ソフトクリームを売っていて、座って食べながら花を楽しんでいる人たち。『あそこで休みたい』といって連れて行ってもらい、車椅子を降りて、草の上に横になる。腰が伸ばせて少し楽。涙が収まってきたところで、A夫妻が畑を1周して来られて合流した。『とっても綺麗でしたよ』と満足そう。でもここのラベンダーが一番多くて、見頃だったろうと私は思った。ここで充分。満足だった。 『ラベンダーソフトクリームを食べましょう』…Kenと半分コ。『先に食べろ、もっと食べろ!』…。 『今泣いた烏がもう笑った』…2口くらいかじったところで、『いけない、写真、写すの忘れてた』…ちょっと見苦しいけど、画像に収める。 隣に座っていた、台湾からきた若い男の子をデジカメで写してヘンな英語で話してたら、さすが元商社のOLだったA夫人、流暢な英語で話された。でも台湾君の英語が怪しかった。『さっぽろ・おたる・フラノ』これから『はこだて』とまわるそうで、後は東京・京都に行くという。リッチな学生(?)3人組み。でも全員『チューヤン』みたいに見えたのは私だけか?!…2人で若い男性をナンパしてたら、夫たちに『もう出発だよ!』とせかされてしまった。 ここから見える雪渓の残る大雪山系・十勝岳の麓『白金温泉』まで緩やかな美しい裾野が広がっています。その道の両側には綺麗な黄色い花がずーっと植えられています。北海道の方は花を愛する方が多い。短い夏を思いっきり楽しむように…。 十勝岳温泉、雪渓の近くまで、車は登り(1500ccクラスのレンタカーではかなり苦しそうな登り坂でした。雲に隠れていますが、十勝岳の煙が見えます。ホテルは少し下がったところにあります。途中美しい景色のところで車を止めて散策。噴火口の煙が昔より多いみたい。 『北海道のやまはいいなぁ~~♪』…突然A氏のハイバリトンが響きました。とってもいい声です。大学時代も企業でも合唱をやっていらしたA氏。妹さんたちは音大を出られた音楽一家。A夫人が一緒にハモるかと思いきや、『いつもああやって突然うたうのよ・・』とチョイト冷ややか!?…いずこも同じ?…なかなか『ご主人様のご命令ですか?』と従う妻はおりまへん。ご主人様も命令できまへん。 高山植物でしょうか美しい花が咲いている。痛くても写真は写したい。足元が危なっかしくて、A夫人と夫に支えられて溶岩の斜面を下りて写した。 白金温泉のホテルは夕食付き。安心してビールが飲めると喜んでた誰かさん。温泉に入り、ゆで蟹のようになって、浴衣に羽織でバイキングの夕食。一応私くらいの肉付きの(?)蟹もあり、まぁまぁ、こんなものか・・と言う程度の夕食を済ませて、部屋に帰ると、私はすぐ眠ってしまいました。かなり疲れていたようです。Kenはお昼のチーズフォンデューの浸み込んだフランスパンを肴にビールを飲みながら遅くまで本を読んでいたようだった・…。 かくして泣き笑いの一日を終了したのであります。 …つづく #
by hello-dolly-3
| 2005-07-21 16:36
| 旅行
7月8日 曇り時々晴れ 気温やや低め
あんまりぱっとしない、ホテルの朝食を終えて、フロントであれこれと今日の予定を質問をする。 『ニングルテラス』『森の時計』…は開店が10時以降,それのどちらも高低差があり車椅子でも徒歩でも私にはやはり無理。もっとも私は『ニングルテラス』はスキーで新富良野プリンスに宿泊した時に覗いていたが、A夫人をお連れしたかったのに、残念!! 先ずはテレビドラマ・『北の国から』のロケ地、『麓郷の森へ』と出発。今日もA氏が運転してくださるそうで、先ずは『ナビ様』には『あんぱんまんハウス』と森のはずれのお店を入力。 新緑の中を車はゆっくりと富良野の景色を楽しみながら走る。・…道路沿いはずっと『東大演習林』・・・地図で見ても広大な林です。『さすが東大!!』などと4人でヘンに感心!! 『拾ってきた家・ここから町』…森の中に4軒・…ここから町が出来る…と行った風情で並んでた。…ドラマではそんなに素敵には見えなかったけれど、面白かったのなんの。窓は自動車のフロントガラス、ゴンドラは立派な出窓に、天井は卵の入れ物のパック。 純と結の新婚の新居は、バスまるごと1台が家の中心となり、運転席側は和室の寝室?。最後部の座席はリビングのソファに。さりげなくギターが置かれている。キッチンにはつり輪にお玉やフライパンが引っ掛けてある。 結構おしゃれ!!・…これらのものを買い求めては捨ててしまう私たちの暮らしにおごりを感じるが、でもそういう作者の意図以上に、これを作ったスタッフ達がどんなに楽しんで、廃棄物の中から材料を選び、作り上げたか、こんなに楽しい仕事はそうそう無かったのではないか!?…A夫人・Kenと私の3人は、その遊び心を・…大いに楽しんだ。 しかし、後で夫人から伺ったところによると、A氏はさほどでもなかったようである。現役のエンジニアとしては、コストパフォーマンスとか断熱効果とか、また外から見た目の美的な感覚とか、やはり『家といえるか?』と思われたのかも知れない。でも『撮影が行われ易いように、採光は充分に取られた家ですなぁ』・…言っていらした。 確かに『ドラマの必然性から作られた家』…である。だからこそ、その心が伝わってくる家だと私は思う。私はこんな家を建ててみたい。住んでみたい。廃棄物から作ったという事実を忘れて見ても、わくわくするような楽しさがある。味気無いマンション暮らしの所為かもしれないが…。しかし便利な暮らしに、慣れた私には到底無理な話。現実を見よう。 『五郎の石の家』にも行きました。『青大将』が3匹、住み着いていました。そういえば『若大将』シリーズに出演時の田中邦衛さんのあだ名は『青大将』でしたね。 これは裏話、石の家のお風呂が沸くのに2~3時間もかかるとのこと。拾ってきた家の『雪子の家』は建築費4000万円かかったとの事。定かな話ではありませんが、現実とはそういうものなのでしょう。A氏の疑問もそういうところから発しているのでは…? さて、それぞれの感じ方は違えども楽しめたのは間違いなく、麓郷を後に富良野にバックします。この道がロケに使われた道だったようです。ご実家の広い畠で菜園をしているA夫人は作物に詳しい。麦・稲・牛蒡・じゃがいも・…。畠は広い。牧草地も広い。途中富良野盆地を見渡せる展望台では『富良野・北の峰スキー場』が見え、あのコースを転びながら下りたなぁと、元気だった10年程昔を思出した。 そろそろお昼も近くなりました。『ふらのワイン工場見学』の予定が『ワインハウス』で食事になりました。先ずは腹ごしらえ?『カップル・メニュー』というのがありました。Af夫人とKenはグラスワイン、ドライバーのA氏と私はブドウジュース・サラダバー・チーズフォンデュー・富良野牛のステーキ・パエリア・アイスクリーム・コーヒで確か 美味しかったです。特にサラダのトマトやブロッコリー・さやえんどうなどどれも地場産なのでしょう。ステーキがちょっと小さいとか誰かさんは言ってましたが、私の分までほとんど召し上がったのですから、少々高血圧のお方には充分。大きなフランスパンをくりぬいて、中にたっぷりチーズソースを入れて、パンやカリフラワー・ブロッコリー・じゃがいもをつけて食べる。美味しかったけれど、食べきれず、勿体無いので包んで貰いました。(その夜Kenは一人でビールを飲みながら食べたそうです) さて、お腹いっぱいになったらもう『ワイン工場の見学』も『北の国からの資料館の見学』もオベンキョウはどうでも良くなりました。満腹になると脳は動きたくなくなるらしいです。全員一致で一路、今回の旅の最大の目的地(?)『富田ファーム』へ、イザしゅっぱぁーつ!! …つづく #
by hello-dolly-3
| 2005-07-17 11:30
| 旅行
7月7日 旭山動物園から富良野へ
先ずは『もぐもぐ(餌やり)タイム』を確認。入り口近くの『カバ』から見物。『カバ君は体重が2トン。でも意外と小食です。野菜や果物を一日11キロしか食べません』…飼育係のお兄さんの説明にびっくり!!『11キロ~!?』 大きな口をあけて白菜やりんごや草をドカンと入れて貰うと、口の周りのベロのようなものを動かしながら飲み込む。それもお兄さんの言うとおりに、口をあけて見せてくれるのです。あんなに鈍重に見える『カバ君』の賢さに驚いた。 そして、お目当ての『オランウータン』。まるでお兄さんとの掛け合い漫才のように、大きな手を檻から出してピーナツを催促。口に入れたらいとも簡単に殻をポイと吐き出して中身だけ食べる。そしてここからショーが始まります。隣のコンクリートの檻までは綱渡りが出来るようにつながっていて、そちらに長い竿で餌をおきます。 『綱渡りをしてこちらに移動しますが途中で排泄をするかもしれませんので、下の人はお気をつけ下さい』・…オー!上からおしっこを被ってしまったら大変!!皆でよける。ウータン君、見事に綱渡りをして餌を食べ、大量のおしっこをして見せてくれました。 …とこんな具合で『もぐもぐタイム』には飼育係の説明がついて楽しいお話が聞ける。後は『ホッキョクグマ』『アザラシ館』『ペンギン館』は水中にダイビングして、華麗な動きが観察できるようにになっているのだが、車椅子で移動となると、出入り口が複雑で結構迷った。 『ホッキョクグマ』の水中での毛並みの美しさ!!よちよちペンギンの目にも止まらぬ…ではなくてシャッターチャンスを捉えられない…見事な泳ぎ。『アザラシ』の水中での優雅な動きなど、とにかく、子供も大人も充分に楽しめる工夫がされている。 …しかし車椅子を押す夫は大変、急な下り坂(後ろ向きで下りる)では何人かの方が手助けしてくださった。結局東門まで上り坂を引き返す事になり、途中A氏が暫く押してくださったがA氏も腰痛持ち、『おやめください』といっても押して下さったが、『これは大変だ!!ご主人は凄い!!』…と感心して、のん気な車椅子ナビ様の私に『まさに姫と爺ですなー』と仰った。 しかし姫には姫の遠慮があり、少しでも押す力の足しにならないかと自分でタイヤを回すと、操作がしにくいらしく『じっとしていろ!』と叱られ、『次は何処へ行くのか?』とナビ様のご命令が滞ると『はっきりしろ!』と怒るので、まぁ『ちょっと威張った爺』ではござりまする。 とはいえ、旭山動物園・2夫婦共々『余は満足じゃ』とばかり、もと来た道を暫く引き返し、美瑛観光協会で予めお願いしておいた車椅子をお借りして、ナビ様のご命令どおり(途中工事中で引き返しましたがこれはナビ様にも解からなかった・・・)家々の花壇の美しさ、広々とした丘、美しい美瑛川・富良野川・空知川に感動しつつ富良野のホテルに到着。 ホテルのレストランは団体客でいっぱいで外で食事する事にしたのだが、到着後すぐに男性は達はビールを飲んでしまっていた。ホテルの付近にいくつかレストランはあるのだが、これまた長い坂道。歩いてゆくにも車椅子でも大変。『僕は平気です』と言う夫に『私が運転します』とA夫人。それならと富良野駅まで行き、観光案内所で美味しいお鮨屋さんを紹介して貰った。 ネタは新鮮で大きいが、なんとシャリがおにぎり大!!食べきれない人は『シャリを小さく』と予め注文しておかなければならないのだ。男性軍は『おにぎり大』に挑戦。流石にKenは3個ばかり、シャリだけ残して降参していた。・…あまりお酒には強くないA氏と違って、ノンべのKen、お酒の注文の時に徳利の大きさを訊くのはよしてよ!!お店で2合といったら2合なのよ。何CCなんて答えるお店はありませんったら!! A夫人の運転でほろ酔い気分でホテルに帰り、先ずは女性軍がお風呂に。露天風呂がいい湯加減。その後男性軍が入り、朝6時25分に家を出て長い第一日目を終了したのであります。 …つづく #
by hello-dolly-3
| 2005-07-15 17:09
| 旅行
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