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私って結構読書家?!

ここ数週間で読んだ本。このクッションを枕に本を広げると5ページも読むと、目の前がゆらゆらしてきて、昼間からふかーい眠りに入ったら最後、3時間は「起きなきゃ!起きなきゃ!」ともがいても起きあがれません。
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その代わり夜なら、1時間以上、12時を過ぎてもまだ読みたりなくて、短編ならあと一編だけ・・・とついつい夜更かし。朝がなかなか起きられ無いという悪循環。

遠藤周作「沈黙」今頃やっと読みました。「沈黙」の意味をこの本を読むまで取り違えていました。「転びパードレ」・・・岡田三右衛門が、なんと偶然にも、藤沢周平全集二十二巻「市塵」の中に、過去の人物として登場していました。

遠藤周作の作品は今まで軽い物ばかり、若いとき盲腸炎の手術の後病院のベッドで「狸狐庵先生」を読んで笑いが止まらず、抜糸も済んでいないお腹を押さえて痛い思いをしたのを思い出す。・・・是を読んだら「黄金の国」も読むべきでしょうね。

藤沢周平・全集は二十二巻まで読み終えました。待ちかねた「秘太刀馬の骨」、TVドラマとはかなり違った作品でしたね。やはり原作の方が良かった。犯人探しのミステリー風だが、最後が爽やかで良いのだが、ふと疑問も残る・・不思議な作品。二十六巻までと言ってたかしら・・・もう一息で全巻読破ですが、賢い頭ですから読む片方から忘れてゆきます。我ながら情けない。単行本などで三度ほど繰り返して読んだ物もあるのに・・・。

でも「市塵」は藤沢周平の歴史小説の中では一番私には読みやすく面白かった。「新井白石」学者で政治家。その運命の移り変わりと心の内。そして家庭人としての喜びや悲しみも深く心に沈めながらも寡黙に生きた「白石」という人物。日本には江戸時代に、ここまでの学者・政治家・外交家がいたのか!・・・と驚きを持って読み終えた。

「日日是好日」・・・コーラスを指導していただいている先生お勧めの一冊。本当に易しい気取りのない文章で、一言一言すーっと心に入ってくる。何の理屈もなく、お茶のお稽古を通して、いつの間にか少しずつ、解ってゆくことがある。

「雨の日は雨を聴きなさい。心も身体もここにいなさい。貴女の五感を使って、今を一心に味わいなさい。そうすれば解るはずだ。自由になる道は、いつでも今ここにある」

過去を悔やみ、未来に不安を感じるかぎり、安心して生きることは出来ない。毎日が良い日と思って生きてゆくことが出来れば・・・。「日々是好日」・・ふと涙がこぼれてくる。優しく心が癒されてゆく。薦めてくださった先生に感謝します。

後はPC関連ですね。所々拾い読み。いざというときまた取り出して読みましょう。それまで本棚に・・。

いくら本を読んでも賢くはならない私です。
by hello-dolly-3 | 2006-09-08 18:52 | 読書
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